崖っぷちの人々

闇金なんて聞きますと、なんだかお金を払わないと暴力をすぐに振るってくるような人々を思い浮かべるかもしれません。
しかしながら、彼らも暴力で全てを解決するのは得策ではないと思っているらしく、多種多様な「言葉」で人を操っているそうなんです。

どっかの法律事務所の人のコラムを読んだことがあるのですが、闇金業者の利用者は法律事務所に来るときにはかなり怯えているそうなんです。
それも、ただ怯えているのではなく、どことなく罪悪感を滲ませているそうなんです。
違法な闇金業者が絶対に悪いはずなのに、「闇金業者を裏切るような自分自身は人間のクズなんだ」くらいの意識を持っている人が多いそうなんです。
その利用者にとっては、闇金業者が唯一自分に親切にしてくれる「他人」なんです。親切といっても一方的な搾取をされているだけなんですが。
闇金業者を利用する人の多くは、もう他に頼るべき人もない人が多く、最後に行き着いた闇金業者という崖っぷちで必死に生きている人たちなんです。

そういった人々は、相談しに行くことに対しても、罪悪感を持つほどに疲弊しているらしいんです。
そうした疲弊している人々の話を聞いてあげて、闇金業者との関係を断ち切らせることはなかなか難しく、結局解決したのにまたお金を借りてしまう人もいるそうなんです。
なんというか、そういう話を聞くと自分自身も不安になってきますよね。いつか自分もそうなっちゃうんじゃないか?って。

このブログタイトルの漫画に出てくる闇金の債務者も、親近感というわけではありませんが、妙に自分もいつかこうなるんじゃないかって不安にさせられるような人ばかりです。
それでも読んじゃうというのは一種の怖いもの見たさなんでしょうか、それとも自分に対する戒めなのでしょうか。